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2018/03/04(日) 瑞穂市美江寺観世音お蚕祭りが行われました。
日本が鎖国を解いて海外と貿易を始めた時、蚕の繭(まゆ)から作る生糸が高く売れるため、明治政府が国の政策として養蚕業を進めます。
この地域も明治20年前後から盛んになったようです。
蚕を飼うと言う事は、毎日たくさんの新鮮な桑を与え、湿度・温度に気を使い、蚕が病気で全滅しないようにと気の抜けない大変な仕事でした。
よい桑が育ちますように、蚕が健康で育ちますように、良い繭になりますように、今年はたくさん良い繭がとれるでしょうか、繭がたくさんとれました、等、人々の祈り、感謝、希望などの思いが、お蚕祭りの行事に込められてきたのでしょう。
美江寺観世音お蚕祭りは、毎年3月第1日曜日に開催される瑞穂市指定無形民俗文化財の伝統あるお祭りで、猩々様を載せた山車、猩々ばやしで町を巡行、美江神社境内で紅白のお餅がまかれます。
山車の準備中です。
猩々は中国の伝説の動物で、赤い顔をして人の言葉を理解し、酒を好む人間のような姿をしたものとして伝えられています。
赤はおめでたい色で、また、魔よけ・災いよけの意味を持ってます。
お供え、まるで猩々様に見えますね。それもそのはず猩々様の形を模しているそうです。
寒天の棒、インゲン豆、キュウリ、シイタケで出来ているようです。
おみくじを引いて、数字で今年の予想をします。
1~100番までの数字で占うそうです。
1/4 程だと聞こえました。山本前自治会長さんにお聞きしたところ、
1/4だと25番前後が出たのだろうと言われました。
後でお聞きしたら28番。
今年は雨が少ないかも知れないという事でした。
占いで出た数字の割合だけ柄杓の底を抜きます。毎年新しい柄杓を用意するのだそうです。
今年は先程聞こえたように 1/4底を 抜くそうです。
13:20~15:05 山車が町を巡行
大勢の子供たちが頑張って曳いてくれています。
15:30 大般若心経勤行
あいにく、この時写真が撮れませんでしたが、4名の僧侶による厳かな読経勤行が行われました。
柄杓の底が抜けています。
お餅の中に当たりくじが入っていると、さらに景品が!!
お堂の脇に、お祭りの間おみくじが置かれていました。一つ一つの引き出しに数字が書いてあり、引いた番号の引き出しからおみくじを取ります。
私もお賽銭を入れてお参りをしてから、おみくじをひかせていただきました。
六十二番、ドキドキしながら引き出しから一枚・・・ 大吉でした!!