上げ馬神事で知られる多度祭、テレビで何度も見た事はありますが、現地で見るのは初めてです。
いつも大勢の参詣者が訪れるため駐車場も心配なので、車ではなく、大垣駅から何年振りかの養老線に揺られて、のんびり1時間。
朝9時過ぎに多度駅へ着いたため、まだ人はそれ程多くなく、多度大社までの2km程を景色と町並みを楽しみながらゆっくりと歩きました。
お祭りのお店がもうたくさん並んでいました。
参詣する人々を楽しませてくれる数々のオブジェ。
多度大社までもう少しのところ、静かな門前町のたたずまい。
午前10時半から乗込、祭馬が坂の手前まで疾走して午後2時からの上げ坂に備えます。
午後1時から神児(ちご)迎え式、少しずつ馬場を前進してくる神児を神社の使いが七回半迎える儀式。
この赤い傘が閉じられると一番手の馬(花馬)が坂を上がるため走りだす合図となります。
6頭の祭馬が上げ坂に挑戦、この日は4番手、5番手が坂を上り切りました。
上り切った馬と騎手におめでとうの拍手と喝采!
上り切れなかった馬も頑張りました、上手に階段を上っていきます。お疲れ様!!!
上げ坂が終わると楠廻りの儀式。
多賀大社でのお祭りが終わると、神児、神輿、宮司、6頭の馬と騎手が行列を作り須賀の馬場まで行列で進みます。
観光客も入り混じっての何kmも続く町中を通っての行列は壮観です。
途中、多度川の上流に向かって弓矢を放ちます。矢を拾った人には幸運が訪れるそうです。
この後、須賀の馬場での流鏑馬などの行事がありましたが、ここで私は多度駅へ。
馬の看板がかわいいですね。
緑の中から4時59分発の養老線大垣行の電車が到着、お祭りの余韻に浸りながらのんびり揺られて帰路に着きました。