コンテンツ
国際交流MIZUHOによるオレゴンからの高校生のホームステイ受け入れがコロナ禍を経てようやく4年ぶりに再開されました。前回のホームステイ記事は2019年6月その頃はまさかあのようなコロナ禍で次の受け入れが出来なくなるとは思ってもみませんでした。
さて、今回はオレゴンでも待ちに待った来日、私が受け入れたひとりは3年前からずっと待ってくれていたと言っていました。もうひとりは何度も参加していてメンバーも顔なじみ。国際交流MIZUHO会員20名に対して、瑞穂市でのホームステイ希望者20名、前回が13名でしたから人数を聞いたときはびっくりしました。
会員でも役員さんやお手伝いのみで受け入れ出来ないメンバーもいて、なかなかホストとビジターのすり合わせが難しかったです。
最終的に私が受け入れたのは女性4名、2名が高校生、1名が大学生、そして付き添いの保護者さん。受け入れを決めたものの4名は初めて、しかも年齢も違う、さてどうなることかと不安で、神経の図太い私でも受け入れ前1週間程は夜中に目を覚ましては頭の中で色々とシュミレーションを繰り返して眠れませんでした。そして同僚2名(うち1名はメンバーさん)に手助けしてもらいながら無事5泊6日のホームステイ受け入れを終えることができました。
現在小倉妙子会長を代表とする国際交流MIZUHOは巣南時代から30年?以上もオレゴンのユージーンを中心とする小澤先生率いる高校生との交流を続けています。
かつては瑞穂市からオレゴン州ユージーンを訪問したこともあったそうですが、現在は毎年オレゴンから何十名もの高校生たちが大垣市、瑞穂市、羽島市に分かれてホームステイをし、その後熊本、静岡でホームステイをしながら日本の文化を学び、地元の中学生たちと交流を深めています。
それぞれのホストファミリーはネームを書いたウェルカムボードを掲げて自分のビジターと初対面。待っている間はドキドキです、ビジター達もきっとドキドキワクワクだろうな!
家に到着して家を中を説明、注意事項と明日からの予定を確認してから一緒に迎えに行ってもらった2人に手伝ってもらってウェルカムパーティー。
今はテイクアウトで様々なものがあるので、料理の苦手な私は午前中に買いだしにいきパーティー料理はほとんど並べて簡単に済ませました!
ビジターからお土産を貰い、筆ペンで漢字を書いたり折り紙をしたり、ゲームをしていたら、皆仲良く楽しそうにしているので、受け入れ前の心配はいっぺんに吹き飛びました。
皆よく笑い、よく食べ、おしゃべりで、ホームステイ中は私も良く笑わせてもらいました。
前日までの長旅の疲れも見せず朝から元気の良いビジター達、様子を見に行くと皆起きているので朝食を急がなければ!
朝食はご飯を炊き、お味噌汁を作りました。ご飯はおにぎりの具を用意して好きな具を入れて自分たちで作って食べてもらいました。みんなおにぎり大好き🍙
ウェルカムパーティーまではフリータイム、前日に何がしたいか聞いたら全員一致でカラオケ、そのためモレラでショッピングとカラオケを楽しみました。温泉も勧めてみたけれどハードルが高かったようです。
👆三角おむすびのはずが💦・・1時間でいいと言っていたのは誰?(笑)
夕方5時からビジターはいつもお世話になる中林先生に浴衣を着せてもらい、6時からはウェルカムパーティー。国際交流イベントにお力を頂いた森市長様、このパーティーの為に寄付をしてくださったとある会社の会長様ご夫婦(お名前を出させていただいて良ければ後ほど掲載させていただきます)もご出席いただき盛大なバーティーとなりました。
毎年富有太鼓の皆さんがパーティーを盛り立てて下さいます。力強いパフォーマンスの後、太鼓の体験と盆踊りでは笑顔が弾けます。
この頃には早くも各ホストファミリーとビジターが打ち解けているのが良く分かり、小さい子供さんのいるご家庭ではビジターに懐いていて肩車をしてもらったり手を繋いでぴったりと寄り添い本当にほほえましかったです。
今日は1日それぞれのホストファミリーとビジターが思い思いに過ごします。
うちの場合、美濃市を観光し和紙で人形やアクセサリーなど好きな物を作ってもらいました。車から降りると美しい町へ連れてきてくれてありがとうと言われ、体験では皆真剣に1時間から1時間半程かかってそれぞれの可愛い作品が出来上がりました。
今日は瑞穂市で用意して頂いたバスで名古屋城、大須と1日観光。
付き添いのスタッフさんによると、武将隊の方が英語で私たち日本人が知らないことまで丁寧にガイドをして下さったそうです。大須では思い思いに楽しみたくさんのお土産を抱えて疲れも見せずに夕方6時頃にバスを降りて来ました。
前日とこの日の夕食はビジター達は同僚のメンバーさん家へ招待して頂けたので私は自分の仕事をする事ができてありがたかったです。
今年は穂積中学校にお世話になり、1日生徒さんたちと交流。
最初はオンラインで瑞穂市や穂積中学校の紹介、ビジターの自己紹介、ビジターへの質問等がありました。
生徒さんからの、日本の有名人で知っている人ありますか、大谷選手はどうですか、との質問にビジターはシーンのなり誰それ?みたいな雰囲気、私たちは、えーっ 大谷選手知らないの?アメリカって広い!!と驚きました。
それから体育館でしっぽとりゲーム、ジェスチャー伝言ゲーム。暑いけれど皆真剣に走ったりジェスチャーをしたり、言葉の壁を越えて一気に距離は近くなりました。
英語の授業ではグループに分かれて日本の文化を英語で説明して当てあうゲーム、その後書道、折り紙で手裏剣づくり。自分で作った手裏剣での的当てに熱中するビジター達!!生徒さんたちが大歓声で場を盛り上げてくれました。
☝控室の様子
給食も美味しく頂き、ご飯をおかわりする人もたくさん。
穂積中学の皆さんが一生懸命に考えて下さった企画でビジター達は日本の文化を楽しみ、生徒さん達との交流を楽しんでいました。
穂積中学の校長先生はじめ先生方、生徒の皆さん楽しい一日を本当にありがとうございました。
ビジターの皆から穂積中の皆さんへ感謝のメッセージです(写真添付前)
あっという間に5泊6日のホームステイの最終日となってしまいました。
朝食はご飯を炊いてふりかけを用意して、各自でよそって食べてとお願いし、他にも焼きそばとかパン、お雑煮を用意したのですがパンだけ残り、あとは完食、炊飯器のご飯はきれいに無くなり、お雑煮もお代わりしてくれて嬉しかったです。(お雑煮のおだしはいつもより力いれて作りました💪)
アクアウォークで集合、大垣駅でいよいよお別れ、たったの6日間でしたが送り出すのは寂しいものです。名残りは尽きませんが、ビジター達は次の目的地へ向けて気持ちも新たに旅立って行きました。
短いホームステイでしたが、ビジター達と接していると日本の良いところに改めて気づかされます。後日のミーティングでホストファミリーの方々のお話を聞けるのでここにまとめてみたいと思います。
まずは私が気づいた事
①日本のコンビニが大好き、特に飲み物の種類が豊富でこれが美味しいあれが良いと自分の好きな味を探していました。
②日本のアニメが大好き、ポケモンやキティーなどたくさんあるキャラクターの小物グッズが毎日かばんのアクセサリーとして増えていきました。
③美濃市までのドライブ1時間なので少し遠いかなと気にしていたら、オレゴンも海が近いというので、車でどのくらいかかるか聞いたら2時間!3時間でも近い感覚だそうです。
④お米大好き、ラーメン大好き、回転すし大好き、かき氷大好き、漢字大好き!!!オレゴンにも日本人経営の有名なラーメン屋さんがあるそうです。
⑤日本の車は小さい、同じ種類の車でもアメリカ仕様は大きいらしい。
⑥マクドナルドのフライドポテトが日本の方が美味しいらしい。
⑦スリッパは履きなれていないので基本苦手。
⑧おでこアップの変顔写真を撮り合っては見て大笑いしていたのはこのグループだけ?
ホストファミリーについて、なんでそんな大変な事をわざわざと言われたり、準備期間は相手の事もわからないので不安な事もありますが、いつも終わった後は本当に良かった、楽しかったと達成感と感謝の気持ちでいっぱいになります。
役員さんやメンバーさん、今回一緒に助けてくれた同僚など自分だけではどうにもならないことも、協力してもらって初めて、こんな素敵な経験をさせてもらえると心から思います。
若いメンバーさんが増えてこれからが楽しみな国際交流MIZUHO、グローバルな世の中で世界の人々との心の交流が増えていくことを願っています。
そしてホストファミリー、国際交流MISUHOにご興味のある方、お待ちしています。
多少のトラブルや体調不良の子もあったものの、皆元気で無事に熊本へ旅立って行きました。
反省会では各イベントやフリータイムの様子、今後の事などが話題に上りました。
若いメンバーさんの提案でホストファミリーの体験を共有しようということでLINEのノートに各ホストが体験談を投稿しました。こんな所へ行ったの?こんなことしたんだとかハプニング等など、とても楽しく読ませていただきました。
フリータイムの予定変更を余儀なくされる場合が多々ありますが、行ける場所、出来る事など皆で共有すると対応の幅も広がってストレスが随分と減ると思いますし、今後新たに受け入れを考えてくださる方にもすごく参考になるはずです。
また、メンバー同士が助け合い、フリータイムを誘い合ったり提案したりといった場面もたくさんありました。
ビジター達もTikTok、YouTube、などさまざまな発信をしていてコミュニケーションの仕方も随分進化したものだと思います。
コロナ禍でオレゴンからのホームステイ受け入れも消滅してしまうかと思っていましたが、3年のブランクも感じさせない程、国際交流MIZUHOがパワフルな一週間でした。