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イベントはまだ中止が続いていますが、季節ごとに花は変わりなく咲いていてくれます。
7月5日(日)は大垣と羽島へハスの花を見に行ってきました。
ハスは早朝に咲き、昼すぎには閉じてしまう事、また人が少ないだろうからと朝早くに出かけました。
大垣武道館東に広がるハス池では80種のハスが栽培されており、早咲き遅咲きがあるようで、この日は蕾から花が終わって花托になったものまでが交じった中に凛と咲く花がきれいでした。
ハス池のまわりのあぜ道を歩くと、一つ一つのハスを近くで見る事が出来ます。
履いていたスニーカーが泥だらけになりましたが、お構いなし!!ハス池ですから。
泥沼に咲く清廉な大輪のハス
羽島のハス池は白色の花が多かったです。
蕾から満開を過ぎた花まで
ハスの花は朝開いて昼閉じて、また翌朝開いて閉じてをくり返し4日程で花弁が散ります。
2日目、3日目の朝が最も美しい時
花弁が落ちた後の花托が蜂の巣状に見える事からハチス→ハスとなったとか。
昭和26年、植物学者故大賀一郎博士によって千葉市朝日ヶ丘町検見川の縄文遺跡の地下6mの青泥中から、古代ハスの実が3粒発見された。このハスの実はその年の5月、2000年の眠りからさめ奇跡的に発芽し、発見者大賀博士にちなんで大賀ハスと名付けられた。
その後、千葉市弁天の千葉公園の池等において、増殖されていた。羽島市は、蓮根の伝統的生産地であるところから、昭和54年市制施行25周年と東海道新幹線岐阜羽島駅の開業15周年を記念し、千葉公園の池より株分けを受け増殖をしてきた。
ハスの種はとても硬い種皮に覆われており、水や空気をほとんど通さずそのまま撒いても発芽せず、傷が付いて初めて水分を吸って柔らかくなり発芽するそうです。
種皮が傷つくことなく2000年地下で眠っていた太古のハスを今見る事が出来る神秘、眠り姫を思い出しました。
近年では花の数が減少しているそうで、保存の為土壌を入れ替えたり試行錯誤されているようです。
スイレンは睡蓮、ハスと同じように日中に花開き、夜に閉じる事を3日繰り返します。
共通点が多いですが、違う植物に分類されるそうです。
簡単な違いは、ハスは水面より上で咲き、スイレンは水面で咲く事と葉の形。
羽島のハス池から木曽川の馬飼大橋を渡るとそこは愛知県稲沢市、ここに善光寺東海別院があります。
この地もレンコン栽培に適した「そぶ池」でした。
そしてこの善光寺はハスゆかりのお寺ということで、大垣、羽島に引き続きドライブをしてきました。
ここは、明治の終わりころに「双頭蓮」という珍しくおめでたいハスが咲いた事がご縁で建てられたお寺だそうで、様々な種類のハスが栽培されており、戒壇めぐりで極楽浄土に咲く黄金色のたくさんの蓮にも出会う事ができます。
※双頭蓮とは1本の茎に2つの花をつける珍しいハスで、吉兆のしるしだそうです。
私達の地域から南は湿地帯で特に羽島では古くからレンコンがたくさん栽培されていました。
小さい頃、ハスの花が開く時、ポンと音がするんだよ、と聞いたことがありますが、どうやらそんなことはないようです。
ハスは、泥の中から出て清廉で凛とした大輪の花を咲かせるため、どんな環境でも自分の人生、美しく輝くことが出来ると勇気づけられる花です。
私達の地域がハスにとって適した湿地帯であり、近くでハスに出会える事が素敵に思えます。
同じ池の片隅に群生していたコウホネ
スイレン科、漢字で書くと河骨、根茎がゴツゴツして太い骨のように見えることが由来だそうです。
この根茎を乾燥したものを川骨(センコツ)といい、解熱・鎮痛・消炎の作用があり、婦人病にも効能があるそうです。
ひるがの高原スキー場が7~10月はひるがのピクニックガーデンとしてオープンしています。
今日は高原の花を見に片道2時間ほどのドライブをしてきました。
園内にはジップラインやディスクゴルフなどのエリア、ドッグラン、レストランなどの施設が充実しています。
さっそくリフトに乗り 山頂のペチュニアを見に・・・。小型犬ならキャリーケースに入れて(無料で貸してくれます)一緒にリフトに乗れます(リフト代は有料)
大型犬はリフトには乗れないけれど、車で山頂まで運んでくれていました。
標高1000mの高地だけにまだアジサイが元気に咲いていました。
桃色吐息(ペチュニア)雨続きの後なので、花が満開ではなかったのですがピンクの絨毯が斜面に広がり壮観でした。
山頂にあるテラスと休憩所、木陰にハンモックまで吊るしてありここでお弁当を広げる家族も。
コキア(ほうき草又はホウキギ)はまだ小さくて形が整っていないけれど、秋にふっくらとまるく赤く育つのが楽しみです。
紅葉が終わりそうなころ、株ごと収穫して日陰の風通しのいいところで茶色く、茎が固くなるまで乾燥させると、名前の通り、ほうきを作る事が出来ます。
種は「畑のキャビア」といわれるとんぶりです。
ひまわり(サンビリーバブル)も夏本番を前にこれからが楽しみといった感じでした。
絶滅危惧種オニバスを見に海津市にあるアクアワールド水郷パークセンターへ行ってきました。コロナ感染者が増加している中、密を避けるため朝早く車で瑞穂市から片道1時間程の直行、直帰しました。
駐車場から降りるといきなりすごいセミの鳴き声が歓迎してくれます。
養老山脈を背景した風車が特徴的なとても緑豊かな自然で遊歩道をゆったりと散策できます。
風車の前にオニバス池があり、今年は少し早めの開花だそうです。
50以上の花が咲き始めていて、シオカラトンボがたくさん飛んでいます。
若い葉っぱ、ハート形でかわいい💛
風車の裏側(西側)には堀田が再生されていて、その周りを散策できます。ウシガエルが鳴いていました。
園内にある義呂池、かつてはハスで埋め尽くされていましたが数年前原因不明のまま消滅してしまいました。
池のまわりにはガマ(蒲)とチガヤ(茅)
季節ごとにたくさんの種類の花が咲きます。今日撮ったたくさんの花の名前を調べてからまたまとめてみたいと思います。
園内にはあちらこちらにベンチがあり、好きな場所でゆっくり過ごすのもお勧めです。